下のZ少佐も結構アレなんですけど、なんだかこのドリクラもアレな気が……(オイ)まったくもって、私の脳内はこんな話題ばっかりです。
その理由は、きみ
「Happy Birthday!」
深夜、玄関の扉を開けるなり、いきなりそんな言葉とともにラッピングされた大きなプレゼントボックスを差し出されたので。おれはとりあえず、ノーリアクションでドアを閉めた。
「ちょっと待ちたまえ少佐! いきなり締め出すことないじゃないか!!」
抗議の声が響いてくるが、とりあえず頭を落ち着かせる事が優先事項だ。
今日は5月ももう終わり。だっていうのに、なんだってまあ今更お誕生日おめでとうなんて言われなきゃならんのか。
そもそも自分はもはや、やれ誕生日だのなんだのをお祝いされる年ではない。むしろ年齢を重ねることに苦痛さえ覚える年代だ。
「なんだ、おまえ。おれがまたひとつ老けたからって嫌がらせをしにきたのか」
「ちょ、あのね少佐……どうしてきみは人の好意を素直に受け取れないんだい」
「おれだってだれかれかまわず好意をつっかえすわけじゃないぞ。ちゃんと相手を選ぶ」
「……遠まわしにひどいこと言うね」
「ならきっぱり直接言ってほしいのか」
一応気を使って婉曲に表現したつもりだったのだが、どうやら効果はなかったらしい。
とにかく玄関先でいつまでもわんわんわめかれたら迷惑なので、再びドアは開けてやった。
……別におれだって、この男が立っていたからという理由だけで、ドアを閉めなおしたわけじゃない。
ただ、どうしてもその、明らかに体積のでかい怪しげな箱が目に飛び込んできたので、それを受け取るのがはばかられて閉め出したのだ。
「なんだその奇天烈な箱は」
「キテレツって……別に普通のプレゼントラッピングだと思うんだけど」
「包装紙と箱の無駄遣いだ。リボンも要らん。そうやって無駄に装飾するから環境破壊が進むんだぞ」
「きみって無味乾燥な男だね。いや、知ってたけどさ」
やれやれとため息をつきながらも、伯爵はずずいとおれにその箱を差し出してくる。
「いいからほら、開けてみろよ。せっかくドイツまで持ってきたんだv」
「………………中身はなんだ」
「そんなに警戒しなくたって、別に爆弾なんて入ってやしないよ」
「きさまがそうやってうれしそうににやにやしてるときは油断ならないんだ。たいていろくなことを考えていない」
「私ってそんなに信用ないのかい?」
まあそこまで嫌がるならしょうがないなあ、などといいながら、伯爵はしゅるしゅるとリボンをほどき、箱の蓋を開けた。
中に入っていたのは、それはもう色とりどりの……目を当てるのもおぞましいヒラヒラした服の数々。
「帰れぇー!! いますぐその気色の悪い服を持ってイギリスへ帰れーーーーーー!!!」
「気色の悪いだなんて人聞きがわるいなあ。メイド服やナース服はれっきとした制服だよ? それともきみは猫耳とかの方がときめくほうなのか? 心配しなくてもぬかりなく動物コスプレも入ってるよ」
「おれがそんな気味悪いもん着るとでも思ってるのかきさま!!!」
「別に着せたいわけじゃない……もちろん着てもらいたいのもあるが、私はさらにそれを脱がせた」
ドカバキ!
「よくわかった、おまえはおれに喧嘩を売りにきたんだな? そうだなんだろう、ええ?」
「しょ、少佐……言葉の端々に怒りがこもってるよ」
「当たり前だろうが!! そんな露悪的な服はきさまが着ていろ!!」
「……そうか。きみはむしろメイドに攻められるのが萌えるんだな」
ぶち
「てめぇはいっかい、精神科に入院してきやがれぇええええ!!」
*あとがき*
……ええと…………ごめんなさい(土下座)
いやもうやりたくてやりたくて仕方なかったんですこのネタ。メイドコス(男)に攻められる受という構図はむしろわたしが大好きです(ちょっとまてどんなカテゴリだそれ)
いや、さすがにドリだってここまでしないんじゃないかなと思ったんですけど。ほら、これがQとかだとマジでしゃれにならなくなっちゃうからやっぱり伯爵あたりが落ち着くんじゃないかなあとか。すいませんアラスカに行ってきます(脱走)
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